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お二人は工房にいらしたとき
指輪のテーマは決まっていましたよね。







指輪を作るっていうのは初めてでしたから、
自分たちに何ができるのかもわかりませんでした。
だから、明確にコレがしたいっていうのはなかったんですけど、
工房に来る前に、僕らのテーマってなんだろうねって
ふたりで考えました。
それで、僕ら二人とも、雪国育ちなので
“雪”が思い浮びました。


私の育った町は、とっても雪深い所で
冬は家の2階まで雪が積もるようなところです。


今は二人とも東京で生活していますけど
変わらずずっと生まれ育った町が大好きで。
雪の結晶の写真を持って来ましたよね?


はい。雪から、雪の結晶と連想して、
雪の結晶をモチーフにしたいねって話をしていました。



それで、工房に来る前に、
この雪の結晶いいなあっていうのをネットで拾って、
プリントアウトして持ってきました。


「雪の結晶を使って指輪を作ってみたいです」って
おっしゃっていましたよね。



指輪を手作りするのは初めてのことだったので、
どんなことができるのかもわからなくて、
すごーく漠然としていて。
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“雪の結晶”っていうテーマだけを持って工房を訪れました。





とくに突き詰めて考えてはいなかったというか、
手作りで実際にどんなことができるのかっていうのがわからなかったので
指輪の内側に雪の結晶を彫って、
表側はとくになにもしないっていう
シンプルなのでいいかなあって思っていました。





それで、工房に来て、スタッフの方たちに
「雪の結晶をモチーフにしたいなと思っています」と伝えたら
「雪の結晶っていうのは、どこから出てきた発想なんですか?」と聞かれて、
私たちが雪国育ちだということや、トオル君はスノーボードが好きで、
私はスキーが好きなので雪なんですっていう話をしました。
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そうでしたね。
お二人は雪国のご出身で、故郷を大事にされてるんだなあと思いました。
スキーとスノーボードも大好きだってお話もしましたね。



そうやってスタッフの方たちと
二人にまつわる話をいろいろしている中で、
二人の誕生日がそれぞれ25日だっていうことも話に出てきたんです。
そうそう。


それじゃあ “25” っていう数字をキーワードにしたら
おもしろいんじゃないかってなって。
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それで、“25” っていう数字を
そのまま指輪に刻印するのだとおもしろくないから、
指輪の表面を雪山に見立てて、
私たちが好きなスキーとスノーボードでシュプールを描こうってなったんです。
スキーとスノーボードで “25” を描こうって。



そのあとで、 “25” で描くシュプールも、
それぞれの指輪に入れるんじゃなくて、
“2”と“5”を別々に入れたらどうだろうってアイディアも出ましたよね。




はい、そうでした。
私がスキーをするので、トオル君の指輪には2本線で “5” を入れて、
トオル君はスノーボードをするので
私の指輪に1本線で “2” を入れることにしたんですよね。


“2” と “5” をイメージしたゆるやかなラインを
それぞれの指輪に入れることにしました。



そのゆるやかなラインの入れ方についても、
どんなラインにしようか、いろいろ話しましたよね。
紙に書いたりして。
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そうでしたよね。
それと、僕とユミの2つの指輪が重なったときに
何かを表現できないかなってアドバイスをいただいて。



“2” と “5” を紙に書き出して、
数字を反転させてみたり、いろいろ書いたりして。
そうしたら、“2”と“5”の組合わせがハートに見えるねってなったんだよね。


そうそう。2つの指輪が重なって “25” のラインが1つになるときに、
2つのシュプールでハートを描こうってことになりました。



そうでしたよね。
二人がそれぞれに雪山を滑ってきて、
重なったときにハートで結ばれるっていうイメージができましたよね。
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雪から、雪の結晶をモチーフにしたいなって考えて。
そこに二人の好きなスキーとスノボー、
それと二人にまつわる数字“25”がハートを描くんですよね。
スタッフのみなさんとここで色々お話しなかったら
こういうアイディアは浮かんでこなかっただろうなと思います。
この後、ラインのイメージをご主人が描きましたよね。




はい。表面のデザインが固まって、彫る作業に移ったんですけど、
シュプールのラインを彫るのは彼女に任せました。
僕はもう細かい作業が苦手なので(笑)
ラインのイメージは僕が書いて、彫るのはバトンタッチみたいな。
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そうだったね(笑)
実際に指輪にラインを入れるのも、
どうやって入れるか、すごーく考えたよね?
あーそうだったね、すごい考えた。




指輪のどこからどこまでにラインを入れるかっていうのを
細かくディスカッションしましたよね。
指輪をはめたときに、ラインが半分まで見えるようにするのか、
全部見えるようにするのかっていうことを細かく考えましたよね。





考えましたねえ。
紙に描いて、指に巻いてシュミレーションしたんですよね。
リングを重ねた時に、ラインがどの位置で重なればハートに見えるのかとか、
一本の状態でもラインが “2” と “5” に見えるようにするには
どんなカーブをつけるかとか考えましたね。
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僕とユミの指輪のサイズが結構ちがうので、
二人の指輪が重なったときにどうなるのかっていうのは
とくに細かく決めましたよね。



やったねえ。
スタッフの方たちといろいろ試行錯誤して、
ああでもない、こうでもないってやりながら作っていきました。
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こうやって指輪の表面のデザインは完成して、
次は内側のデザインをしましたよね。


はい。表のデザインはそれで決まって、
雪の結晶は、指輪の裏側に刻印することにしたんですよね。



雪の結晶はどんなのにしようか?っていろいろみんなで話をしました。
それで、指輪の裏側にレーザー刻印でオリジナルのものを作れると
アドバイスをいただいたので
トオル君がその雪の結晶をデザインすることになってね?
コレは宿題にして、家に持ち帰りました。
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